痛散湯

痛散湯の口コミや効果〜成分や副作用・販売店や価格に迫る!

痛散湯

 

天然由来の成分のみで構成される漢方薬は、安心安全というイメージにも煽られ、今大きな注目と支持を集めています。特に、神経痛やリュウマチなどに効果を発揮すると言われる再春館製薬の『痛散湯』などは、その代表格と言えるでしょう。

 

しかし、漢方薬も西洋薬と同じ薬です。副作用のリスクは決して低くはなく、100%安心安全だとは間違っても言い切れません。さらに、身体に合わなければ効果が出ないどころか、様々なトラブルを引き起こす可能性も高く、加えて、保険が使えないために経済的負担が大きくなるというデメリットも持ち合わせています。

 

そこで今回は、口コミ情報も参考に、痛散湯の効果効能や継続に当たっての注意点などを考えてみたいと思います。

 

痛散湯はどんな症状に効果が期待出来るの?

痛散湯

 

『痛散湯』はその名の通り、痛みを散らしてくれる漢方薬です。神経痛のような身体の痛みに高い効果を発揮します。偏頭痛のような後頭部の痛みを慢性的に引き起こす「後頭神経痛」や顔面けいれんを引き起こす「三叉神経痛」から、息をするのも辛い「肋間神経痛」など。

 

さらに、重度になると日常生活にも支障を来す「腕神経痛」や「座骨神経痛」まで、神経痛なら全身のどこに発症するものでも緩和される可能性大と見ていいでしょう。また、関節炎やリュウマチ、四十肩や五十肩のような疼痛にも効果的だとされています。

 

加えて、通常は『痛散湯』と言えば煎じて飲む煎じ薬ですが、手軽な顆粒タイプも市販されていて、こちらは、鎮痛剤として使用するのもあり!流石に歯痛や生理痛にはどうかと思われますが、一時的な肩こりや腰痛・筋肉痛、あるいは、風邪を引いた時に体の節々が痛いと言った発熱による筋肉の腫れが齎す痛みにも対処出来ます。

 

特に顆粒タイプは、3ヶ月から4ヶ月程度服用すると、筋肉の緊張が緩和されたり、軟骨コラーゲンの分解が抑制される可能性が認められていて、変形性膝関節症や座骨神経痛、肩関節周囲炎などの痛みが改善された人の割合は、78%を上回るという結果も発表されています。

 

どんな成分が痛散湯には配合されているの?

痛散湯

 

『痛散湯』は、中国4000年の歴史が誇る後漢の時代の医学書『金匱要略(きんきようりゃく)』に記載されている「麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)」をベースに、高い鎮痛消炎作用を持つ「防已(ぼうい)」という生薬を加えた漢方薬です。

 

防已は、オオツヅラフジというツル科の植物の茎・根茎を乾燥させたもの。水液代謝を調節し、余分な水分を排泄する利水滲湿薬で、浮腫を伴う冷え性の改善に用いられる事の多い生薬ですが、解熱作用や鎮痛作用、そして、消炎力も持ち合わせているところから、神経痛やリウマチ・関節炎の鎮痛消炎剤としても使用されています。

 

因みに、基本の麻杏よく甘湯には、「麻黄(まおう)」・「杏仁(きょうにん)」・「よく苡仁(よくいにん)」・甘草(かんぞう)」の4つの生薬が配合されています。それぞれの内容と効能は次の通り!!

 

麻黄・・・発汗・発散を促す「解表剤」

中国北部の砂漠に自生する常緑低木「マオウ科」という種類の植物の茎を乾燥させたもの。発汗と利水を促す他、鎮咳効能も高く、熱冷ましや咳止め、鼻炎薬やぜんそくの薬にオーソドックスな生薬として用いられています。

 

よく苡仁・・・水液代謝を調節する「滲湿薬」

イネ科のハトムギの成熟種子を乾燥させたもの。余分な水分を排出する効果が高く、結核・神経痛・リューマチの薬にオーソドックスに用いられる生薬です。

 

杏仁・・・鎮咳作用・去痰作用を持つ「化痰止咳平喘薬」

バラ科のアンズの種子の中にある仁(さね)という部位を取り出し、乾燥させたもの。痰を切る作用や咳を鎮める作用が買われ、咳止めやぜんそくの薬にオーソドックスに用いられる生薬ですが、潤腸作用も持ち合わせているため、便秘薬に配合される事もあります。

 

甘草・・・生気を補う「補虚薬」

マメ科の高さ40センチほどの多年草「カンゾウ属」植物の根や根茎を乾燥したもの。グリチルリチンや配糖体などを含有し、鎮痛消炎にとどまらず、胃痛や鎮咳・去痰、さらには食あたりや十二指腸潰瘍など、様々な症状に効力を発揮します。そこで、「脾胃の正薬」と称され、時に風邪薬として、時に胃薬として、時に整腸剤として処方する漢方に巧みに配合されています。

 

一見、麻杏よく甘湯の成分だけを見ると、神経痛やリュウマチに特化した方剤とは思えませんが、ここに防已が加わる事で相乗効果が働き、じっくりと痛みを緩和してくれるのです。さらに、顆粒タイプには、強い解毒作用と滋養を持つ牛や熊の胆嚢「動物胆」が配合され、一層高い効果効能が期待出来るものと思われます。

 

痛散湯はツムラにもあるの?

痛散湯

 

『痛散湯』は、「ドモホルンリンクル」でもおなじみ、熊本県に本拠地を構える通信販売専門の薬品と化粧品会社『再春館製薬所』が出す漢方薬です。

 

1960年に神経痛やリュウマチ等の疼痛に効果を発揮する煎じ薬として発売され、その後、1969年には、飲みやすさも効能もパワーアップされた粉末タイプが売り出されました。因みに、市販薬の商品名は、煎じ薬の方が「痛散湯」で、顆粒タイプは「再春痛散湯エキス顆粒」となります。

 

しかし、この薬は一般名を「麻杏よく甘湯加防已」と言い、すでに漢方界では定番とされていた「麻杏よく甘湯」に防已という生薬を加えたものです。そのため、同じような生薬配合で生成された方剤は、同じような効果効能を持つ事になります。

 

例えば、漢方と言えば『ツムラ』が有名ですが、こちらで見ると、78番の方剤が「麻杏よく甘湯」となっています。しかも、飲みやすくて効き目も高そうなエキス顆粒タイプです。

 

ところが、防已が配合されていません。というのも、麻杏よく甘湯に防已を加えた麻杏よく甘湯加防已は、再春館制約が独自の成分配合で販売承認を取得している製剤のため、他社が全く同じ内容の薬品を作る事が出来ないのです。

 

従って、『痛散湯』はツムラ漢方にはありません。クラシエ漢方にもありません。剤盛堂のホノミ漢方にもありません。再春館製薬所だけのものです。

 

痛散湯は副作用の危険性もある?

痛散湯

 

漢方薬に使われる生薬は、どれも天然由来のもので安心感が持たれがちなのですが、実は、これが大きな誤解!中には多かれ少なかれ、毒素を持つ植物が少なくありません。正に、毒をもって毒を制すの世界なのです。

 

そのため、用量や用法を誤ると、副作用のリスクは高まります。また、身体に合わなくても様々な不具合を生じ、時に重篤な事態になる事も大いに有り得ますので、十分な注意が必須です。

 

例えば『痛散湯』の場合、主力成分である「防已」には、大きな副作用を齎すリスクが低いものと思われます。しかし、「麻黄」と「甘草」、この2つの生薬は要注意であると言えるでしょう。

 

特に甘草は、国の難病指定を受けている「アルドステロン症」に極めて類似する『偽アルドステロン症』という疾患を引き起こす可能性が否めません。

 

「アルドステロン」とは、腎臓の上におまけのようにくっついている副腎と呼ばれる臓器から分泌されるホルモンの事で、その働きはズバリ、体内の水分調整!ナトリウムなどの電解質のバランスを調整しながら、常に一定量の水分が全身を支配するように管理してくれる大切なホルモンです。

 

けれど、このホルモンが過剰に分泌されると身体の水分量は急激に増え、血圧が上昇するという事態が発生してしまいます。それがアルドステロン症です。

 

とは言え、基本的にアルドステロンは、副腎に腫瘍が出来た時以外に、過剰分泌される事はありません。また、仮にアルドステロン症を発症しても、今は手術で腫瘍を取り除く事により、治癒する確立が高まっています。

 

ところが、副腎は至って綺麗なのにも関わらず、高血圧や低カリウム致傷と言った典型的アルドステロン症の症状が見られる事があります。それこそが、偽アルドステロン症であって、甘草を多量に含んでいる漢方薬を飲み続ける事により引き起こされる事があるのです。

 

また、麻黄には、交感神経を高ぶらせる「エフェドリン」という物質が含有されていて、これは覚醒剤の原料となる物質です。

 

さらに、オリンピックなどのドーピング検査で引っかかる要因ともなります。そう、風邪薬や鎮痛剤を使用した事でドーピング反応が出てしまうのは、この麻黄を含んだ漢方製剤を服用したためである事は珍しくありません。そのため、大きな大会前に筋肉痛や関節痛を和らげるために痛散湯を使用するのは危険な行為なのです。

 

痛散湯の販売店はどこ? 市販されてる?

痛散湯

 

『痛散湯』を製造販売している「再春館製薬所」は、実店舗を持たない完全通信販売型ドラッグストアです。おまけに、痛散湯はインターネットで発注する事が出来ません。電話・ファックス、もしくは、郵送でオーダーし、自宅や職場で受け取るという形になります。

 

ファックスや郵送注文の場合、注文書が必要となり、これは試供品や購入商品、あるいは会報に付帯して来るため、リピーターでなければ入手出来ないと言えるでしょう。

 

その点、電話なら、注文書がなくても発注出来ます。特に、初めて購入される方は、担当者が応対し、症状や体質を聞いた上で痛散湯を試してみる価値があるかないかを判断してくれる電話注文がお薦めです。

 

実は、安易に販売した事によるトラブルを回避するために、あえてネット販売を自粛しているのです。その代わりに、多忙な方でも利用しやすいように、午前8時から午後10時まで年中無休で受け付けのフリーダイヤルが設置されていて、携帯電話やPHSからも掛かるようになっています。

 

しかし、実店舗での購入が全く不可能なのかというと、決してそうではありません。港区高輪にある再春館製薬の東京事務所1階には、長年の日本人の千恵と経験が確立した全国の伝統薬を専門に取り扱うアンテナショップがあり、そこでは痛散湯も常時市販されています。

 

結局は再春館製薬の直営店だろうと言われればそれまでですが、こちらは地元熊本県の民間療法から編み出された製剤を中心に、日本中の伝統薬約60種類が陳列されていて、相談員も待機しています。ですので、一般的な薬局と同じ感覚で痛散湯の購入も出来るでしょう。

 

◆再春館製薬所 高輪「伝統薬房」
所在地:東京都港区高輪4丁目10-58 轄ト春館製薬所・東京事務所1F
TEL:03-3444-4444
営業時間:午前10時〜午後3時(土・日祝休業)
アクセス:JR・京浜急行「品川駅」下車 高輪口より徒歩約10分/都営浅草線「高輪台駅」下車 徒歩約10分

 

痛散湯の価格は?値段について

 

『痛散湯』として販売されている煎じ薬は、30日分となる20g×30包で税込12,960円。

 

『再春痛散湯エキス顆粒』は、30日分となる1.5g×90包で税込14,040円。やはり下流タイプの方が扱いが容易であるため、お値段は若干お高めの設定になっています。いずれも、まとめ買いによる割引等のサービスは一切ありません。この辺が、継続する上では頭の痛いところでしょう。

 

けれど、継続して初めて効果効能が得られる事の多い漢方薬ですが、体質や体調の変化のよって、効き目が違って来る事は珍しくありません。さらに、医師が処方する薬を服用している人手あれば、その中身が変わると、たちまち効き目が軽減したり、副作用のリスクが生じるケースはしばしばです。

 

そこで、1ヶ月ごとに様子を見ながら続けて行くというのが基本スタイルになっているのです。逆に言えば、合わない、危ないと思ったら、いつでも中止する事が出来、その際、無駄な出費を最低限に抑える事が出来る仕組みです。