痛散湯 ツムラ

痛散湯は再春館製薬所だけではなくツムラも販売しているの?

痛散湯 ツムラ

 

神経痛や関節炎、あるいは、四十肩や五十肩のような疼痛治療薬として効果を発揮すると言われているのが、再春館製薬所の『痛散湯』です。

 

しかし、効果は期待出来ても、高価なのが玉に瑕!!

 

そこで、類似の成分や効能を持つ医薬品はないものなのかと探したところ、辿り着くのがツムラの78番です。

 

ツムラが販売するのは痛散湯ではない

痛散湯 ツムラ

 

国内大手の医薬品品メーカー「ツムラ」では、医療機関や薬局等で識別しやすいように、全ての製品に番号を付けるとともに、赤や青、黄色という色分けをしています。

 

しかし、私たちがドラッグストアなどで購入する際には、「葛根湯(かっこんとう)」や「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」と言った一般名の方が分かりやすいでしょう。

 

そこで、気になるツムラ78番の一般名を見て見ると、「麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)」となっています。一方、再春館製薬所の痛散湯の一般名は「麻杏よく甘湯加え防已(まきょうよくかんとうかぼうい)」で、似ているようでも全く違うのです。従って、ツムラが78番として販売しているのは痛散湯ではない事になります。

 

そもそも、痛散湯こと「麻杏よく甘湯加防已は、読んで字のごとく、「麻杏よく甘湯に防已という生薬を加えたもので、再春館製薬所独自の医薬品です。昭和の時代にすでに承認を受けているため、他社が製造したり販売したりする事は出来ません。

 

さらに、痛散湯は、医療機関は勿論、一般の薬局やドラッグストアでの市販もありません。購入を希望する場合には、再春館製薬所から直接お取り寄せする形になります。

 

ツムラ78と痛散湯の違いとは?

痛散湯 ツムラ

 

黄色の78番に指定されているツムラの医薬品「麻杏よく甘湯」は、漢の時代に編み出された中国古来の方剤です。「麻黄(まおう)」・「杏仁(きょうにん)」・「よく苡仁(よくいにん)」・甘草(かんぞう)」という鎮痛作用や消炎作用を持つ4つの生薬から構成されています。

 

それぞれの生薬の一字を取って繋げたものがそのまま名前になっているもので、その点は再春館製薬所の痛散湯も同じだと言えるでしょう。麻杏よく甘湯の4つの生薬に防已を加えたもので、麻杏よく甘湯加防已としている訳です。

 

従って、ツムラ78と痛散湯の最大の違いは、防已という生薬が配合されているかいないか。これを、たったそれだけと思うか、そこが大事なんだと思うかは人それぞれであると言う他ありません。

 

何故なら、麻杏よく甘湯に含まれる4つの生薬は、すでに鎮痛作用や消炎作用、そして、毒素を排泄する利水作用を持つ組み合わせであって、痛み治療に効果を発揮する可能性は決して低くないからです。

 

そこに、さらに鎮痛抗炎症薬である防已を加え、パワーアップさせたものが痛散湯だと言えます。そのため、そこまでの強烈な力を必要とするかしないか? それによって支持や評価は変わって来ます。

 

痛散湯 ツムラ

 

また、同じ生薬の調合でも、原材料の入手先や配分量等はメーカーによって異なります。つまり、麻杏よく甘湯という医薬品自体は多くの製薬会社が出していますが、これまた、必ずしもツムラ78と同じであるとは言い切れないという事です。そして、その原料の品質や配合の割合により、自らの体質に合うか合わないかも違って来るでしょう。

 

加えて、痛散湯には、少々手間は掛かるもののコストを抑えられる煎じ薬と、服用の容易な顆粒タイプがあり、後者は動物痰も配合されているため、いささかお高くなりますが、ツムラ78には、顆粒タイプしかありません。

 

ただし、動物痰は含有されておらず、お値段的には随分リーズナブルです。因みに、痛散湯エキス顆粒は4.5g、ツムラ78は7.5gが1日の摂取量で、やはり痛散湯の方が少量で効果を発揮するものと見られます。

 

ところが、価格はツムラ78が約2ヶ月分で1万3,000円ほどなのに対し、痛散湯のエキス顆粒タイプは、1ヶ月分で1万4,000円以上もします。服用量は半分程度でも、コストが2倍である事を考えると、必ずしもお得とは言えないでしょう。

 

しかも、ツムラ78は医療用漢方製剤ですから、医師の処方箋さえあれば、健康保険を使って3割負担で購入出来ます。それが痛散湯になると、一般用漢方製剤のため、処方箋は無用なものの、健康保険が利きません。この辺の違いも、継続する上では大きいのではないでしょうか?

 

ツムラ78は市販されている?処方以外でも手に入る?

痛散湯 ツムラ

 

痛散湯は原則として、再春館製薬所との直接取引で購入するしかありません。ならば、ツムラ78はどうなのでしょうか?

 

葛根湯や当帰芍薬散など、煎じ薬・エキス顆粒を問わず、ツムラの医薬品は多くのドラッグストアで見かけます。それを考えると、78番の麻杏よく甘湯も身近な薬局や薬店で入手出来そうな気がしますよねぇ?

 

ところが、ツムラの医薬品には「一般用漢方製剤」と「医療用漢方製剤」の2種類があり、葛根湯や当帰芍薬散は一般用漢方製剤に分類されます。そのため、誰でも、どこででも処方箋なしで購入出来るのですが、医療用漢方製剤に入る麻杏よく甘湯はそうは行きません。

 

調剤薬局や薬剤師が常駐するドラッグストアでの市販はされているものの、医師の処方箋が必要となります。その代わりに、健康保険が適応され、安価に入手出来るというメリットを持っています。

 

痛散湯 ツムラ

 

けれど、忙しい方や掛かり付けの医療機関のない方にとっては、麻杏よく甘湯を試したいだけに処方箋をもらうのは面倒な話です。

 

まず、必ず医師の診察を受けなければなりませんから、それなりの時間とお金が掛かります。例え健康保険で安価に入手出来るとは言え、継続するかどうか分からない段階では、逆にコスパが悪いとも言えるでしょう。

 

そこで、そういう場合には、海外に拠点や中継地点を置き、逆輸入という形で医療用の薬品を販売している通販薬局を利用される事をお薦めします。

 

健康保険が利かず、送料も要るという事で、割高にはなりますが、容易にツムラ78を入手出来ます。また、例え保険は利かなくても、元々痛散湯の半額程度の薬で、送料無料対象となる価格です。

 

特に速やかに試してみたいという方には重宝でしょう。ただし、効果がなくても、副作用が出ても、全てが自己責任であるという点を認識しておいて下さい。

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